ESSAY

2022.6.3

近未来カー撮影01

6月に入り、仙台も雨の日が多くなってきた。

そして今月はグラフィックデザインの依頼が多い。

新しく起業した会社のパンフレット制作が数社、なかなか壮大な冊子デザインもようやく形になってきた。

クライアントのブログ設計も終わり、記事制作に以降した。タレントの選定も含めたCM制作も始まった。

 

さて、先日久しぶりに大掛かりな撮影が無事終わった。

年に何回かしかない撮影だが、機材の数やセッティング時間を含めると、かなり大掛かりで被写体は「車」である。

車といっても現行車ではなく、近未来カーである。

詳しくは言えないが世界に一台しかないような車だ。

 

大きな撮影スタジオで撮影するため

いつも車に機材満載でアシスタントと共に現地に向かう。

ライティング機材も大きいので荷下ろししてセティングするだけでも時間がかかる。

 

14台のライティング機材にライトスタンド、暗幕。

PCとカメラを繋いでテスト撮影する頃には汗が止まらない。

カメラマンは体力勝負とはこのことを言う。

 

今回のカメラは、広告媒体にも使用するということでPENTAX645Zを使用した。

新しく導入したハッセルブラッドはレンズがオールドレンズなので逆光気味のライティングには合わない。

 

今回の車をデザインしたカーデザイナーの方とはここ数年よくご一緒させていただく。

もちろん撮影の時だけだが、写真に対する意見も実に緻密だ。

カメラから覗くと分からないが、よく見ると複雑なフォルムをデザインに散りばめている。

ライトの当たり具合でそれが浮き出てくるわけだが、近寄って目で見ても言われないとなかなか分からない。

その辺をライティングで詰めながら撮影していくわけだがこれがなかなかスリリングで楽しい。

 

そしていつも帰りはクタクタになって帰ってくる。

それがまたいい。

 

撮影した写真はお見せできないが、

一年に一度の近未来カーが集まる祭典で見れるかもしれない。

 

写真撮影

Production 撮影:温故見新
フォトグラファー:KYOSUKE YAMAUCHI
使用カメラ:PENTAX645Z/FA645 55mmF2.8/DFA645 25mm F4

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