ESSAY

2022.1.20

SIGMA fpL レビュー vol.1

シグマfpL

2021年は最も多忙な一年だった。

動画制作にWEB制作、それに伴うスチール撮影。

他社依頼の撮影も含めると、300日デスクに座り、丸半年ロケ撮影に出かけていた気がする。

営業もせず、新規クライアントもお断りしているのに、この仕事量はなぜか。

 

コロナ禍でWEB制作の需要が急増したこともあるし、クライアントのクリエイティブ周りをすべて請け負うスタイルだからだろう。

WEBや動画、スチールに加え昨年はグラフィックも相当デザインした。医療や金融など、未経験業態のクリエイティブ周りもはじまった。

対価を頂きながら学べてスキルも上がるし他のクライアントの役にもたつ。

と思ったら楽しすぎて休むのも忘れ働きすぎてしまった。

 

そんな一年だが、思い返すと息抜きがナカナカできなかった。

唯一の息抜きが新しいカメラを使い倒す事だが、それも皆無。

なので年が明け、新たなカメラやレンズを、新しいスタジオで今いじくり回している。

 

今回購入したのは、シグマのミラーレス一眼「SIGMA fpL」。

小さくて画素数のあるカメラが必要なため購入した。

レンズはSIGMA 28-70mm F2.8 DG DN | Contemporaryと、LAOWA 10-18mm F4.5-5.6を購入。どちらも実物を見ないで買ったが、28-70は少々デカかった。

以下大きさが分かるように並べている。

 

SIGMA fpL + レンズの大きさ

SIGMA 28-70mm F2.8 DG DN | Contemporary

fpLはできるだけコンパクトに使いたい。が、SIGMA 28-70mmF2.8 DG DNを付けるとナカナカデカい。24-70mm ARTはもっとデカいだろう。

SIGMA 18-50mm F2.8 DC DNだと小さくて軽かったかもしれない。ただ50-70mmの幅も欲しいのでしばらく使い続けると思う。

LAOWA 10-18mm F4.5-5.6

LAOWA 10-18mm F4.5-5.6は、建築撮影用に試しに購入した。コンパクトでメタリックな質感がいいが、思いのほか重量感がある。

そして周辺光量落ちと色被りがすごい。さすがに撮影仕事には使えないかもしれないが作品なら全く問題ないと思う。

 

SIGMA fpL + Lマウントレンズの質感

カメラもレンズも検討している方がいると思うので、ざっと質感の話だけ。道具としてのカメラは質感も大事だ。気分が違う。

販売サイトで見ても写真が小さくて質感まではよく分からないので参考までに。

スマホの方は写真をつまんで大きくすると質感が分かると思う。

シグマfpL

シグマfpLの質感はマットそのもの。安っぽさは全くない。むしろ重さもズッシリしてるので高級感がある。グリップを付ける人もいるが、必要ないと思った。何もなくてもしっかりホールドできる。

SIGMA 28-70mm F2.8 DG DN | Contemporary

SIGMA 28-70mmF2.8 DG DNの質感は、よくあるマットな見た目と手触り。仕事でよくCanonを使用しているがEFレンズの見た目と質感に近い。fpLの質感には合っている。

LAOWA 10-18mm F4.5-5.6

前途したが、LAOWA 10-18mm F4.5-5.6は思いのほか質感が良かった。メタリックで重量感がある。高級感と言ってもいいかもしれない。ただ重い。

 

SIGMA fpL レビュー

シグマfpL

シグマfpLは、35mmフルサイズで6,000万画素のミラーレス一眼。ファインダーがなく背面液晶を見ながら撮影するスタイルで、スチールも動画も撮影できる小さなカメラだ。

動画は4K30p、FHDなら120pまで、またCinemaDNG(RAWデータ)で撮影できるが、SDカードでは撮影できない。SSDを繋がないといけない。

にしても、この小ささと無骨なデザインはいい。

使い方としてはじっくり三脚を据えてピントを合わせ、適度に絞ってアンダー目で撮影するのが合っている気がする。ハイライトはすぐに飛ぶが、シャドーの再現性はいい。

一年ぶりに仕事以外でカメラに触れることができた。作例はのちほど。

Production 撮影カメラ:PENTAX645Z
レンズ:Hasselblad Makro-Planar CF120mm F4

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