ESSAY

2022.8.18

ハッセルブラッド X1DⅡ 50Cレビュー|XCD 21mm

ハッセルブラッド X1DⅡ 50C レビュー

ご存知のハッセルブラッド X1DⅡ 50C。中判サイズ(約44×33mm)のデジタルミラーレスカメラだが

数ヶ月前に購入し、テスト撮影を経てようやく仕事で使ってきたのでレビューしたい。

 

今回使用したのは一級建築士事務所の邸宅撮影。

いつもはWEB媒体が多いため、EOS1DX MarcⅡで撮影しているが

大きめの印刷物を作るということで5000万画素のX1DⅡ 50Cを使用した。

 

ハッセルブラッド X1DⅡ 50C レビュー

建築の撮影はストロボを使用せずほぼ自然光で撮影している。

ちなみにこのX1DⅡ 50C。事前にテスト撮影したら、自然光との相性がかなり良かった。

907X 50Cと比べてみたが、しっとりとした907Xの写りに対し、かなりナチュラルな写りになる。

 

ハッセルブラッド X1DⅡ 50C レビュー

ボディも軽くて小さいので非常にラクだ。

ただしピントとブレがシビアなので、自然光たっぷりでも絞る場合は三脚は必要だ。

 

XCD 21mm レビュー

実は今回、広告系の風景と建築撮影が続くためハッセルで最も広角なXCD 21mm F4を中古で購入した。

35mm換算で17mm相当なのでちょうどいい。

これが歪みも少なく最高に使いやすかった。

ハッセルレンズは結構持っているがオールドレンズが中心で

XCDレンズは45mmと120mm MACROのみ。

HCレンズも50-100mmと150mmを使っているがモデル撮影オンリーだ。

 

XCD 21mm レビュー

今回X1DⅡ 50CとXCD 21mm F4を仕事で使ってみて

久しぶりにRAW現像が楽しかった。

 

三脚に付けながらライブビューで撮影できるのも非常に助かった。

ストレスなくサクサク撮れる。

中盤センサーのRAWだけに、多少アンダーに撮ろうがハイキーに撮ろうが

現像でいくらでも調整できる。

ISOは800まで上げてみたが問題なかった。

1600だと少し荒れて気になるかもしれない。

 

写りは非常にシャープでナチュラル。

キリッとしてるが、色気もある。

 

撮影中、少し気になった点を一点。

冷房が効いた室内で2時間撮影したが、途中からボディが急に熱くなった。

放熱のためらしく、カメラにも撮影にも影響ないのは知っていたが

なかなか熱くなるので、少し気になった。

 

それにしてもハッセルはいい。

被写体があまり動かなくてじっくり撮影するような

風景と建築撮影なら、この組み合わせは完璧だと思う。

オススメです。

 

ハッセルブラッドの作例はこちらから。

プライベートのカメラレビューサイト(いろいろ載ってます)。

https://iecamera.net

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